琴奏巡礼 富士山本宮浅間大社・湧玉池にて
琴奏巡礼 富士山本宮浅間大社・湧玉池にて - YouTube
静岡県富士宮市・富士山本宮浅間大社は、私が生まれ育った産土神様です。
今は離れて住んでおりますが、ここのご神氣と清い水は、常に懐かしく、私の身内に息づいています。
琴を得て、ここで水のねと和して奏でることを望み、叶った時の動画。疫禍前の記録を編集し直しました。
まだ爪弾きが、我ながら初々しい。
画面を見ずに弾いていて、あとで見直してみたら、まぶしい光が射し込んでいるのに気づき、
この動画を見、音と光を流すたび、今の心はこの場所に翔り戻る心地がします。
ここが、成人するまで育ててくれた産土で、本当に幸せ、離れていても慕わしく思います。
琴奏巡礼・東京都江東区・日先神社(猿江摩利支天尊社)
地下鉄住吉駅ほど近く、ささやかに鎮座するお社。
用事で訪れた先で、偶然に出会えました。
《摩利支天尊日先神社》の幟。
摩利支天様は、数年前から不思議と各地で偶然出会うことの多かった神仏で、
私の故郷では、武田信玄の軍師・山本勘助が信奉していた伝承がありました。
京都・建仁寺塔頭の禅居庵では、10/20のご法要に御開帳される摩利支天様は、猪に乗る美しい女神様。
上野アメ横の徳大寺の摩利支天様は、蔵王権現のような忿怒像でしたか。
姿を隠し陽炎のように暗躍しつつ、敵に害されない、商売仇に目をつけられないということで、
武将や忍び、商人、庶民と、ひそやかながら尊崇されてきました。
私なども、職場などでイジメにあわないよう、悪縁に目をつけられないようにと、かねてより生涯守護の肌守りを授かっております。
永喜稲荷大明神と合祀。
現在の江東区は、近世以降、海と川の水運を利用した貿易関係の豪商や、大名屋敷も多く、江戸を出入りする往来の多かった土地柄で、
江戸期には“猿江摩利支天”として尊崇を集めたそうですが、
明治の神仏分離の際に、インドの神である摩利支天尊ではなく、猿田彦命を祭神として『日先神社』と称されたようです。
道の辻に鎮座されていますから、猿田彦命もふさわしく、
日の神の御子を先導した猿田彦命と、日光に表れる陽炎の摩利支天尊を象徴して「日先(日ノ先)」の社名としたことで、もともとの尊崇が神仏分離でも消えなかったことを忍ばせます。
今は、猿田彦命の名は社内に残されていませんけれど、きっと猿田彦命も姿なきまま、今も道の辻を守られているのでしょう。
ひっそりとした小さなお社ながら、頼もしく有難い、神様方の御鎮座地です。
初めて訪れるところでしたけれど、出会えたのが僥倖に思えて、嬉しくて。
しばし、祈りのご奉奏。
琴奏巡礼 東京都江東区・日先神社(猿江摩利支天尊社) - YouTube
あえて顔を隠したわけでなく、撮ってみたら、うまい具合に、首から下のみ映っていました(^^ゞ
今回は動画内に、わかる範囲で字幕を加えたけれど、
今後はなるべくこういう時には、名所図会や史跡資料をもとにして、解説を加えたいと思います。
#琴奏巡行 #江東区猿江 #猿江摩利支天 #日先神社 #東京メトロ住吉駅近く
誰かに話したかった晴明神社の景色✨
少し前に、京都西陣の晴明神社様に参った時ですが、ふと気がついた、この景色✨
堀川通りからバスを降り、移転された一条戻り橋と式神の人形、売店等のある広場を通り、
神社敷地内に入る、この鳥居を抜けると、
おそらく夜間は閉じられている扉が、開かれています。
その扉には、晴明桔梗紋・五芒星がありまして、
この銀に輝く星が、太陽で反射して、地面に。
影を重ねると、
\(^o^)/♪
『陰陽師』の映画だったら、五芒星に呪縛されてるみたい!!
いや、気分的には闇を清めて守られているような感覚で✨✨✨
うわ〜すごい🎶と思ってしまい、
ひとりで来ていたけれど、誰かに話したくて話したくて(^^ゞ
でも見知らぬ人に言い回る変な人にもなれず😅
写真に撮りまくりました✨
晴明神社には、かつて参った際に、ある記念にお守りの念珠をいただいたのですが、
しばらく後に、あり得ない失くなり方をしたんです。普通に身につけていたのに、ふと気づいたら手首から失せていて…
その後、たまたま持っていた五芒星のものが、立て続けて壊れたり、失くしたりが続き、手持ちがすべて失われました。
それに加えて、「桃」にまつわるシンクロが続き、
なんだかよくわからないけれど、晴明神社に行かなければいけないような、駆り立てられ感があったんです。
ちょうどいい折りがあって、無事、晴明神社にお参りが叶い、再び桃モチーフの念珠をいただき直し、
珍しく人出が少ない境内に数時間とどまり、ひっそりと琴を奉り、
一度やってみたかった、堀川に降りてみて、一条戻り橋の下で、琴を弾きました。
今は堀川も遊歩道が整備されて、式神が隠されるような趣も、あの世とこの世の闇のようなものもなく、
けれども、何かが鎮まる心地を祈りつつ、琴を奉りました。
野村萬斎さんの『陰陽師』は好きですが、私は、そこまでの安倍晴明フリークでもないし、
神社としても、晴明神社は神を祀るのとは違う異質感があって、これまで研究に関わる用事以外では滅多に訪れなかったのですが、
最近、なぜかシンクロめいた話題が、やたらに晴明神社に繋がっていて、機をみて、また何度でも参りたくて、たまらない心地になっております。
なぜかな?
#琴奏巡礼 #京都 #晴明神社 #桃の念珠 #五芒星
神社ご奉納記録
4/10 奈良・龍田大社にて、ご奉納させていただきました。
五十鈴たたら舞:加藤おりはさん
琴歌奏:瀧里しひな
神様にのみ真向かい、宮司様立ち会いのもと、人知れず執り行いました内々のご奉納です。
瀧里にとり、故郷に並ぶ産土というべき、生涯かけて長く深いご縁の御神域。
そのご恩寵により、公私にわたるご奉納は、3度目になります。
次元が変化した感覚と、この上なく清らかな風に包まれる、至高の斎庭となりました✨✨✨
*****
『大和いにしへを 歌い 知る』
瀧里しひな
2022/4/29(祝)13:30-15:00
於:春日井カフェたいよう
いにしへの歌びとの心となって、やまと歌を歌ってみませんか。
https://www.facebook.com/events/685732369215063/
#琴奏巡拝 #御神事ご奉納の旅 #五十鈴たたら舞 #龍田大社 #風の神 #和歌招く琴のね
#春日井カフェたいよう #和歌うたうワークショップ
名古屋・大須の三社巡り③春日神社・直会
大須三社巡りといっても、たまたま有名社の分祀を三社見つけて参っただけで、決まった三社があるわけではありません、もちろん💦
私が勝手に言ってるだけ。
当初の予定では、北野神社と三輪神社だけのつもりでしたけれど、行きのバスで見かけた、巨獣の足みたいな巨樹のあるお社が気になっていて…
“春日神社”というのは見えていたので、大須商店街経由で地図を見ながら、探してみました。
これにより、三社巡りとなった次第。
グーグルマップの貼り付け方がわかっていないので、コピペ(^^ゞ
三輪神社〜北野神社・大須観音〜春日神社を参拝、境内や周辺をぶらついて、だいたい8000歩くらい、ブランチを入れても3時間くらいの散策コースだったかな。
初めてで土地勘がなかったので、それなりに歩いた気がしましたが、このあと雨になったし、夕刻には関東へ帰り着かねばならないスケジュールでしたから、ちょうどいい具合に楽しめるお手軽コースではありました。
そして、とてもよい参拝の余韻に満たされる、ささやかながらも歴史ある素晴らしいお社ばかり✨
春日神社はバス道路から見えたような道沿いにあり、地下鉄の上前津駅がすぐのところ。
ここ、ここ♬
鳥居をくぐると、思いのほか奥深く、威風堂々とした立派な春日造りの社殿に感嘆しました✨
ご門前だけでなく、限られた敷地である境内や、社殿の背後からも、みごとな大樹が茂り、御神域全体の風格を守っているようです。
伝えでは平安中期頃に、このあたりが所領だった藤原氏の某が勧請したそうですが、
尾張国はかなり初期から大和朝廷との縁も深く、その後は戦国武将らの隆盛、尾張徳川氏の勢力などもあり、神社仏閣は思いのほかしっかりと庇護崇敬されていたように思われます。
特に「武」のいさぎよい強さを守護してきた印象が、愛知方面の神様には共通して感じられます。
祀られ方も、単なる神頼みではなく、「我は命がけで力を尽くすゆえに武運を与え給え」、というような、能動的な強さに答えてきた神々様の強さといいますか。これこそヤマトの神々の真髄。
京域の神様は、「意」によって神々のご加護ご助力を仰いできた静的な印象があるのですが、愛知では動的な力に応えるような強さを感じました。
なんとなくですけれどね(^^ゞ
それにしても、すぐ目の前が、往来の盛んな道路だと忘れてしまうくらい、まったくの別天地です。
ずっとここにいたくなるような空間✨
かなり雨が降っていたので、琴を奉ることができず、残念。
春日様らしく、鳥居の傍らには、御神使の狛鹿さんもちゃんと。
どや!
ふっふ〜ん♪
みたいな、お顔なさっています(*^^*)
雌雄とも、味がある!
来た時に見かけたように、すぐ前にバスの停留所があったので、帰りのバスが来るギリギリまで、この大樹と語ることができました。
大須三社、このコース、すっかり気に入ってしまいました✨
また機会があり次第、訪れたいです\(^o^)/♪
…さて、おまけの直会。
舞人の友人から、大須に行くならここのを食べてね🥰とオススメしてもらった、大須観音ご門前商店街のお店。
みたらし団子と、きなこ団子。
脇目も振らず一心にお団子だけを焼き続けているようなおじさんから、できたてを手渡してもらって、その場で食す😋
串に小さなお団子が5つ並んでいて、食べやすく、柔らかくて香ばしくて、美味しいこと❣️これは参拝のシメの一服にピッタリですね。
あったかい濃いめの緑茶を保温ポットに入れて持ってて、大正解♬
そしてそのお向かいのたい焼き屋さん。
りんごとはちみつマスカルポーネ…モダーンたい焼きです。
銀だこ屋さんのたい焼き、私は初めてでした。
甘いものを先に食べてしまいましたが、このあとで見つけたここに、ついふらふらと…
匙でおわかりのように、スガキヤです🍜
はじめは名古屋駅に戻ってから、どこかでブランチして新幹線に乗ろうと思っていましたが、スガキヤの看板を見かけたら懐かしくって、たまらずここで遅めのお昼ごはんに。
スガキヤ、以前は実家の静岡県北部でも、現住所の関東方面でも、普通にあって、
子供の頃は、休みの日に友達と街へ遊びに行くと、まずみんなで食べに行った思い出があります。
ひとり暮らしを始めた頃は、買い物に行った先で立ち寄っていました。
子供の財布にも優しかったし、ひとりご飯に慣れない頃にも入りやすい店構えで、美味しくて楽しくて大好きでした…でもある時、ふと気づいてみれば、身近などこにも店舗がなくなっていたんですよね。
名古屋で食べたい店のひとつでした。
本当に久しぶりに、一番シンプルなラーメンを頼んだのですが、おぼろげに覚えている、子供の頃に食べた味とは、やはり違いました。
それでも美味しくて満たされて、そして懐かしい✨
名古屋は、いいなぁ…💓懐かしくて新鮮なものが、あちこちにある。
昔からお気に入りは、名古屋でよく見つけていたっけ。
今回は、憧れの舞姫との共演の夢叶い、大須巡りでの祈念も果たし、名古屋満喫💖
これからの幸先を信じられるような、さらに名古屋が大好きになったひとときでした。
幸せ🍀
名古屋・大須の三社巡り②北野神社・大正琴の碑
三輪神社から、地図を頼りに、北野神社を目指します。
このあたりは寺町なんですね。大小、品の良いお寺が多い気がします。
通りかかったお寺の御門前。
はじめ、この二羽が内側に向かい合わせで座していたので、まぁ仁王様か狛犬さんみたい、と思ったんですが、カメラ構えるうちに動いちゃった…
5分くらい歩いて、北野神社に到着。
ちゃんと撫で牛さんもいらっしゃる。
正直なところ、ささやかで驚きました。
すぐ背後?くらいが大須観音なのですが、大須観音の規模からすると、境内とも言えないところに、ひっそり鎮まっていなさる。
もちろん、丁寧に管理されているのは、とてもよくわかります。
伝えによれば、後醍醐天皇勅願とのこと。
こちらが勧請されたことで、大須観音ができたという由緒を聞いていなかったら、むしろ逆で、寺の鎮守に祀られたのかと思った気がする。
道明寺天満宮には道明寺の観音様がある。
奈良の長谷寺にも、ちょっと目につきづらいですが、與喜天満宮があるし、
天神様と観音様は、結びつけられ、同体とされて祭られることが多いようです。
神仏習合の時代には同じ場所に祀られていて、神仏分離で別にされる例は多いですが、
大須のこちらは、大須観音に参りに来ても、ささやかすぎて知らずに参らぬ人が多そうだなというイメージがあります。
せっかくの御由緒の、いわば観音霊場の地主神ともいえるお社、知らず終いなのはもったいないですね^^;
こちらの天神様は、にぎやかなのがお嫌いなのかな?私みたいなのには、静かにお参りできて、嬉しい感じですが。
むしろ私は、今回、この北野様のことを知ったことで、大須へ参ろうと思い立ったのですから、他のお社と共に、明らかにご縁を賜ったと感じられて、嬉しくなりました。
さて、セオリー通りに、大須ときたら大須観音へ。
さすがに賑やかだし、立派です。
観音様、お不動様に、ゆっくり参拝させていただきました。
そして、こちらの目的のひとつは、こちらでした。
大正琴発祥を顕彰した碑。
子供の頃にいっとき憧れたことがありましたが、仔細はまったく知らず。
二弦琴の八雲琴がもとになっていて、重陽の節句にちなんで“菊琴”と名づけられた…なんてステキな由来ですね。
その後、少年がさらに愛し改良し…などと由来を聞くと、『菊慈童』を連想し、永遠性を感じてしまいます。『菊慈童』では深山に追放された少年は、経文の書かれた枕のみ抱いて過ごしたようですが、琴の一棹でもあったら、どれほどにか慰められたでしょうに。
大正…というとイメージでこの音色が脳裡に浮かぶくらいの、ノスタルジックでいてモダンな印象の近代楽器。
私はまったく分野が違うながら、平成の創作琴を愛し用いる身として、惹かれる逸話でした。
ここにたどり着いた頃から雨が降り出してきたので断念しましたが、ここで少し弾きたかったな。
名古屋・大須の三社巡り①三輪神社
以前、何かを調べていて、大須観音の近くに北野天満宮の分祀があると見たことがありました。
もともと北野天満宮が勧請されたことで、大須観音ができたというお話。
京都の北野様に足繁く通った身としては、今後関わりを深くするだろう名古屋の北野様にも、きちんと参っておきたい。…そう思ったのはコロナ禍の前で、ずいぶん間をおいてしまったものです。
名古屋にはけっこう、京阪神からの分祀のお社が多いようで、大須観音も子供の頃に参ったきりだし、
2月の用事で名古屋に行った際、改めて時間を作って、大須周辺を巡ってみることにしていました。
ところがそう決めた数日前に、ウサギが出てくる夢を見まして。
うちでは母が嫌ったので、げっ歯類は飼ったことはないのですけれど、不思議とウサギには縁があり、なんらかウサギに関わって知り合った人や場所には、長く繋がれることが多かったのです。
もしかして、名古屋にウサギにまつわるお社とかあるのかな、と何気なく調べてみたら、
“名古屋 ウサギ 神社”のキーワードで出てきたのが、三輪神社。それも大須の、目的地の徒歩圏内にある!
三輪というだけに、もちろん、奈良の大神神社から勧請されたお社です。私の初恋神様💖
これにより、コースは決まりました!
三輪神社→北野神社→大須観音といって、門前街で美味しいと聞いたみたらし団子食べて、帰ろう😋
私はのんびりゆったりタイプなので、まずはゆるゆると参ろうと存ずる。
(ぶらつくにはそう大した距離でもないが、午後から雨予報だったから、ちょうどいいコース(^^ゞ)
名古屋駅から巡回バスに乗って、〈大須赤門通〉というバス停から行くのが近い…ということで、
時間はかかったけれど、名古屋市内を車内観光するつもりで、やたらと信号に引っかかるバスで向かいます。
名古屋は道路が広いし、東京みたいに街並みがせせこましい印象がなくて、人通りもゆったりして見えます。ウインドウショッピングも楽しそう♪
さてもうすぐかな、と思った時、目的地より2つほど前の停留所付近で、通りかかった神社、
道にはみ出している、この巨木の根元に目が釘付👁🗨
わ〜ここはなんだろう?と思いながらも、一旦素通り。ここで下車してしまうと、初志貫徹できなくなるかもしれない。
ともかくも、三輪神社へ向かうことに。
ほどなく、無事に三輪神社に到着。
大須は東京の秋葉原のようなエリアと聞いていましたが、道々、ゲームや本や、なるほど趣味系のお店が多くて、楽しそう🍀
(私にはゲームキャラはわかりませんが💦)
ちゃんと、三ツ鳥居です。
なるほど!しょっぱなからウサギ神社🥰
お手水舎のウサギさんが、まずカワイイ💞
花手水の中も、ウサギづくし。
季節柄、節分の趣です。
そして、三輪といえば、撫でウサギ🐇
いいお顔のウサギさんです💗
境内社・幸神社様。
矢場の由来は、ここからなのですね。
よく見れば、灯籠の中とか、ちょっとしたところに、ちゃっかりウサギさんたちが隠れている♬
隠れウサギさんたちを見つけるのも楽しいですね。
三輪の縁結びといえば、朱塗りの矢ですが、御神木にしっかりと。
社殿内には、変わり雛さんたちがいっぱい。
遠慮して撮らなかったけれど、もっとちゃんと記録しておけばよかったかな。
手前は私の、マスコットウサギさんです🐇
ご利益にあやかって。
お守りさんと、御朱印と、おみくじをいただいて、
少し奏でて、こちらをおいとま。
1時間近くいたかな。そのくらいは私には短すぎるくらいの滞在時間です。
また時々参ろう♬
まずは三輪神社様でした。
天と地との波動つなげる…五十鈴とたたら、琴のねと歌
夢叶い、至福の、恍惚…✨
たたら舞と、琴歌の初セッションをいたしました。
前回のブログに書いたように、加藤おりはさんのたたら舞ワークショップが、まず午前中にあり、
ゆったりと、呼吸と体を整える運動の際には、私が琴で生伴奏。
こういうのも、やってみたかったんですよね♬
ゆるやかに、なめらかに、しなやかに…おりはさんの指導のもと、次第に柔らかく全身をゆらめかせていくさまは、
まるで、蓮池からたくさんの花が伸び上がり開いていくようで、なんと美しいものか…✨
私のほうが息を呑む恍惚感で、呼吸が止まりがち(^^ゞ
90分のワークショップが終わり、ランチタイム。
パーカッションの丸山太郎さんが合流し、セッションが始まりました。
動画でお見せできないのが、残念です。
長年の熟達で、神の体感をあらわす舞の、みごとな美しさ、力強い中にもしなやかで華やかな躍動…
理性では見とれてしまいそうですが、私の琴と歌は、ほとばしり出て留まりません。
事前打ち合わせなどもほとんどせぬままの、即興舞台。
琴が舞をいざない、舞が歌をいざなう。
鈴の波動、ガングドラムと太鼓の響き。
はじめは緩やかに、やがて激しさを増し、袖は宙を舞い、足は地を踏み、旋回ーーー
合わせようとせずとも、3人の鼓動が魂ごと、ひとつに溶けていて、ひとつの宇宙を描き出す。
鈴を振りたたらを踏む舞姫の体は、天と地のあわいを繋ぎ、躍動する光の柱となっている。
その斎庭をつとめるひとりとなって溶けている自分の魂が、歓喜の響きを歌にするのを、内側にひっこんでいる自分の意志が感じていました。
常はひとりで歌い奏でていますが、こんな声が出たことはなかったように思います。
ほとばしる声が、肺と腹筋の息を、すべて響きとして、私の肉体の限界を、その時だけは超越しているようでした。
〜現代人の肉体には限界…古代のままの言霊を再現したら、細胞が砕け散る〜
これが、私が体感した、真の言霊の波動でした。
妙な感覚ですけれど、生まれて初めて、自分はひとりではなく、この斎庭においてひとつになれる人がいる…と感じられて、
あとあと泣きたいほどの幸せを覚えました。
この舞楽の宇宙は、ここから始まると確信しました。
たたら舞と琴歌奏・共演の夢が叶う✨
念願だった、五十鈴たたら舞との共奏が、実現の運びとなりました\(^o^)/
プレ・パフォーマンスライブを、短時間ですが、させていただきます。
《たたら舞》とは、その名のとおり、足拍子で地を踏み鳴らしながら舞う、岩戸開きの天宇受売命よりの伝統の舞を再現した舞踏。
天河の五十鈴を振り鳴らしながら、袖を振り、テンポよく、天女のように舞います。
確立したのは、フラメンコをはじめ創作舞踊など、愛知を基点に活躍する、
舞踏家の加藤おりはさん。
奈良県吉野の天河大辨財天社の御神宝である五十鈴。
遺跡などからも多く出土している三環鈴は、
鈴が3つあるから一見鳴らしやすそうに見えますが、重厚で、実は簡単には鳴り響きません。
真の響きと音色を響かせることができるのは、おりはさんのみと、天河御神事での鈴振りの権威からお墨付きをいただいており、
フラメンコの体感と、天宇受売命の岩戸舞を融合させ、
三年前に天河御神前舞台にて、五十鈴たたら舞が初お披露目されました。
私は、この三年前のご披瀝の際の御神事で、同じ舞台に立ち、琴の響きで和歌を祝詞としておろす神事をつとめさせていただいたのですが、
ガイアシンフォニーにも参加された奈良裕之氏の《楽》、おりはさんの《舞》、私の《歌》によるご奉納の中、
私だけ無名で、恐縮しきり💦
(※ 個人のプランナーの企画での神前奉納であり、天河神社としての神事ではありません)
私の立ち位置は、他の、その道を貫き場数を踏み極めた、美しいプロのかたたちと異なり、
プロとして人に見せず、ひっそりやっている者だからこそ、素の状態で飾らぬ神事が可能だと、
偶然に見出されて、オファーされたものでした。
でも、恐縮する私に対し、奈良さんもおりはさんも、少しも区別することなく、対等な立場で接してくださり、
私はおふたりから、プロとしてのさまざまな姿勢を学ぶ機会を得ました。
おりはさんとは、その時以来のご縁です。
常はたたら舞は、ギタリストで歌手・パーカッショニストの丸山太郎さんの太鼓の響きで舞われますが、
天河以来、私の中ではずっと、この神なる舞に、琴の響きをあわせ神歌を歌いたいという望みがありました。
おりはさんとも折々、そのことを話してはいたものの、
なにしろ世界でご活躍、大人気のおりはさんですからご多忙でもあり、
コロナ禍もあり、私も足止め状態でしたし、何より畏れ多くて臆してしまって…
一時は、うたかたの望みだったのかな…とあきらめかけてもいたのですけれど、
おりはさんとの二年ぶりの再会で、再び再燃、思いがけないほどの早さで、実現の運びとなりました\(^o^)/
先日の、愛知県春日井市・松原神社での“たたらの杜 藝奉祭”では、太郎さんの太鼓と、おりはさんの生徒さんとの共演をさせていただきましたが、
さらに夢が叶います✨
下記の、春日井市勝川のカフェ・『たいよう』にて、たたら舞のワークショップ後のランチタイムに、
ミニライブをさせていただきます。
今後も折々、各地でご奉納などさせていただきたいですが、
まずは、夢を実現できた、第一歩目です👣✨
来月からは、こちら『たいよう』さんで、私もワークショップをはじめます。
二年前までおこなっていたものの、コロナ禍で自粛していましたが、ようやくの再開です。
観光目的ではないものの、名古屋満喫
久々の愛知県への出向。
有難いことに、初めて訪れる神社様へのお招き。
午前2時に起きて支度、始発ころに家を出て、
小田原から新幹線ひかりに乗ります。
自由席でしたが、まるで貸し切りのように誰も乗ってない…
名古屋まで、ノンストップ一時間で到着しました。速い!
朝ごはん、新幹線ホームの名物きしめん。
私が入店するまで、お客さんは全員男性🚹👨だったのに、
私が入ったあとは、気がつけば全員、女性🚺👩でした。
こういうこと、よくあります。本当は女性もスタンドで食べたいけど、男性ばかりだと遠慮しちゃうから、ひとりでも女性がいると入りやすいのね。
今回は、お招きによりご奉納に参りましたし、
もとより私のフィールドワークには観光の要素はないのですけれど、
泊まり先へ向かう途中や、歓待していただいてのご飯などで、愛知を味わいました✨
実は、ナナちゃん人形見るの、初めてでした。
これまで何度も何年も、名古屋には来ているのに、この方面へ来ることがなかったから(^^ゞ
さて、春日井市にて二日間、ご奉納に参加し、
お疲れ様で、関係者のかたに、連れて行っていただいた、『味仙』本店。
前から、次に名古屋へ来ることがあったら、台湾ラーメン食べたいと思っていたので、ラッキーでした\(^o^)/
有名なだけあって、どのメニューも大当たり🎯
にんにくチャーハンも、青菜炒めも、そして台湾ラーメンも、予想をはるかに上回る美味しさでした❣️
麺が、いい🤤そして理想的な辛さ🔥
これはハマりますね、他で味わえない。
そして、ある打ち合わせで、会いたかった人に会うため、もう一日、予定を延長して栄に。
ポストが可愛い💞
広い交差点で、信号が変わってしまい、中洲に取り残されたのですが、
ふと見れば、なんとよい景色✨
水の音に、青空。
噴水には、虹が浮かんで。
道路の真ん中に、こんな憩いの公園があるなんて!!
思わず立ち止まり、しばし、待ち合わせの時間まで、琴を弾きました。
ここ、希望の広場・希望の泉というんですね。初めて知りました。
いつもの爪弾きかたとは違う弾き方をしたので、
オルゴールみたいで、自分ながら心地よかった✨
このあとの、嬉しい再会、そしてランチ。
ここでの会談で、二年ぶりに愛知で、改めて折々、琴を弾きながらのワークショップを企画する流れになりました✨
本当に嬉しい🍀幸せです。
このブログ内でも、催しごとの告知を、今後、載せていきます。
愛知県春日井市松原神社 たたらの杜藝奉祭と古代製鉄の再現
1/29~30 愛知県春日井市・松原神社
ご祭神は高皇産霊尊。
他、名だたる神々様の御名が連なり、にぎにぎしくも尊き御威光✨和銅年間の創始と伝わり、延喜式内社・高牟神社とされているとのこと。
摂社の稲荷神社の連鳥居が、艶やかな彩りです⛩
古代製鉄の遺構と伝統に基づき、この時期にそれを再現した「ケラ(漢字が出ない💦)開き」が行われるのに併せて、
広い境内で『たたらの杜藝奉祭』が開催されていました。
各方面の書画や作品が展示され、音楽や、技術作品、創作品の即売や、体験コーナーなども。
…コロナ禍ゆえに、規模は縮小され、ささやかなのがとても残念。
私はまったく地元と無関係なのに、本当にご縁でお招きいただいて、
拝殿にてのご奉納や、舞姫たちとの共演をさせていただきました。
このような機会でもなければ、訪れることはなかったろう、静かな鎮守のお社。
御神縁の光栄に感謝するばかりです🙏
さて、製鉄実験は、朝から火をたいて、この地方の土をくべ、時間をかけて不純物をとり除き、鉄を抽出します。
すさまじい熱量。1100℃だとか!!
骨まで溶けるほどというべきでしょうか。
ノロという、不純物を流しだす工程の様子がこちら。
そうして、夕方近くなり、とれた鉄がこれ。
ケラというんですね。
かなりの手間と時間もかかるし、準備も大変。
でも、こんなことをやってくれるのだから、もっと地元の、特に学校などで、説明の上見てもらえたら、すごく貴重な学びになると思うのになぁ。
これは、今回見に来ていたかたも、口々におっしゃっていました。
この頃、春日井でも大規模感染があったそうで、そのためもあって、閑静で広い神社の森でも人集まりはささやかになってしまい、
芸術の展示や、披露の場として、
コロナ禍がおさまったら、もっと大きな、知られた行事として行われるべき、素晴らしいイベントだと感じました。
まだ広く知られぬうちに参加できた私は、ある意味、ラッキーだったのかも(^^ゞ
有名になってしまったら、外部者である私に、お誘いはかからなかったかもしれませんものね。
今のうちにご縁がつながれば、今後も駆けつけることができる♪
秦野・白笹稲荷神社にて琴奏
久々の巡拝記👣
1/21 神奈川県秦野市の神社様へ参りました。
三年前に、縁あって秦野の聖地に参拝してから、1月のうちに出向くのが自然な流れになりました。
新年の喧騒も明け、節分立春まえの時期が、意外に穴なのです。
コロナ禍でも、ほとんど人と出会わないため、思い切り澄んだ空気の中で過ごせます。
関東三大稲荷神社と称される、白笹稲荷神社。
創建は定かではないそうですが、伏見稲荷大社創建に関わる“秦”氏ゆかりの秦野ゆえの由来があるやに思われます。
参拝…の前に、まず、ご近所の白笹うどんへ。
本来なら参拝後に直会として食べたいところですが、ここの前に他所で時間をとってしまったので、訪れた時間が閉店ギリギリになってしまい、
やむなく先に、遅い昼食に入りました。
清い湧水の地・秦野の、ここも聖地のひとつ。
身のうちから清まり、手軽にいただける、良心価格のご馳走です。
ゆっくりメニューを選んでいるいとまもなかったので、冒頭にあった、肉うどんをオーダー。
それと、出汁がシミシミのおでん♪
大根とさつま揚げをチョイス。
お肉がこれでもか、てくらいたっぷりで、うどんより多いんじゃない?なボリューム。
うどんはみごとにモチモチ、汁はすき焼き風の甘辛。お好みで唐辛子たっぷりのラー油を加えます。
うどんは関西風薄口派の私には、ちょっと味が濃いのですが、
この日はいいお天気ながら、風が冷たかったし、山野を歩いた体には、ミネラルと共に染み込む味と暖かさ。
地産の食材に、聖地の水。これこそ真の滋養です。
ポカポカに満たされて、さぁ、勇んで参拝に臨みます。
睦まじい親子狐さんと、
飛び狐さんに迎えられ、
先にお守りさんをいただいて、拝殿へ。
こちらは、昇殿させていただけて、じっくり御神前で祈ることが叶います。
新しいお守りさんと、昨年こちらでいただいて以来、肌身離さずの勾玉念珠に、改めての御神氣を賜ります。
念珠には3つの水晶勾玉がついていて、それがすごく嬉しいのです。
ゆっくりと祈念しつつ、祝詞その他を歌いながら、奏でさせていただきました。
人もなき静けさの中での、土地神様がたとの対話と共鳴に、清められます✨
(★冒頭のYou Tube動画と同じ動画です)
新年や祭事の候でなければ、何もない平日は本当に静かで、閉門も早い。
そろそろ片づけの気配が始まり、
ひとり長く留まらせていただきましたが、おいとまいたします。
拝殿上の彫物がみごと。
さらに、周囲のお社を巡拝。
裏手の東末社には、明治にイギリスから初めて輸入されたコンクリートで作られた狛狐さんが、ヒョロッとおわします。
まだ明るいけれど、このあたりで、手が冷たくて琴が弾きづらくなってきました。
拝殿の社裏。
ここに不思議と惹かれます。
ちょうど夕日で、緑の光が入りました。
神社駐車場には、高木の紅梅が、この時期にいつも微笑みの花を咲かせてくれています。
マスクをはずすと、鼻腔に飛び込んでくるように、涼やかな香り。寒いほどにかぐわしい、春を待つよすがの花です。
〜梅は鏡前の薫をひらく〜
いまや、令和の象徴のよう。
白笹稲荷神社は、バス便がほとんど見込めないので、駅まで三十分近く歩きます。
去年はスマホのナビを使えなかったので、紙の地図で宅地みたいなところを迷い歩きましたが、
今年はちゃんとナビの誘導で、思いのほか早く、夕暮れ前に駅にたどり着きました。
立春の前に、秦野にはもう一度参る予定です。
琴奏巡礼・冬至に寄せての抱負
もともと、このブログ、そしてInstagram、Facebook「和歌招く琴のね」→現「ささがねのゆらら琴のね」ページは、
ライフワークであるフィールドワークで訪ね歩いた、聖地での地霊と天との共鳴を、琴のねと、その時に浮かんだ歌で、記録を残し、届く人に届けたいという思いから、立ち上げたものでした。
学生の頃からの、お金をかけない放浪のような、ひとり自由旅。主に近畿方面ですが、観光ではないのであちこち行くのではなく、
自分自身がダウジングになるように、その時に惹かれて赴いた、人知れぬ、琴線に触れた場所で、ほぼ一日過ごす…そうするとその土地に溶け込んで、自分もそこの一部になり、土地の声が響いてくる。
コロナ禍と、現代は夜行バスや鈍行でも足代が高すぎるため、ここ2年ほどはなかなか出かけられませんが、
短歌同人だった学生の頃から、山と木々、綺麗な水が流れ湧くところ、風が通るところで、歌がほとばしります。風が共に歌ってくれる。
琴と旅するようになってから、その響きとの共鳴が増幅され、風と泉のように湧き上がるものを声にするのが心地よく…
芭蕉のように、
「そぞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取るもの手につかず」(『奥の細道』序文)
の衝動のままに、招いてくださる土地神の声のままに、旅をして訪れ、そこに迸る天地の氣に染まり、身内の底から湧き上がるままに、歌いたい。
今後の活動ができたら、動くことで、次の伝え旅に繋げていくだけの収入が得られたら…それが一番の望み。
買い物や食べ歩きやレジャーのような贅沢はなくていい。
聖地と語らい歌いたい。