十五日参り・琴奏 氷川女體神社様へ
月の折返しである15日。
朔日同様に参拝に好日でもあり、念願の氷川女體神社様に参りました。
さいたま市、氷川三社の一社。
御由緒はこちら。
宮司様も女性のようで、女性が嬉しいようなはんなりしたお守りさんや、祈念用の巫女人形が頒布されています。
何年か前、初めて大宮の氷川神社様に参った際に知ってから、ずっと参りたかったのですが、なかなか機会に恵まれず、
初めての土地で地理感に疎かったこともあり、今回、地元在住の研究者の友人に案内解説してもらい、やっと参拝が叶いました。
ちなみに、氷川三社は、
・櫛稲田姫命を祭神とする女体社・氷川女體神社
で、この三社は、このあたり一帯が見沼という沼地・湿地を見下ろす台地上にあり、
三社で一体の、武蔵國一宮たる“氷川神社”を形成していたと考えられているそうです。
境内はスッキリと広く、心地よさげなゆとりで、高木がそよいでいます。
社務所近くの御神木のコブが、クマの顔そっくり。
こちらで人気の、巫女人形さん。
心に願うことをご神前に祈念した後、このお人形を家に持ち帰り、常に目にするところに飾る。そして目が合うたびに、ご神前で祈念したことを心に念ずるようにと。
願いごとはひとつ。
お人形は巫女さんなので、常に祈念する願いごとを、神様にお伝えくださる……とのこと。
後ろ姿。
いつか願いが叶ったら、布でも紙でも、綺麗なお着物お衣装を作ってお着せし、お礼参りの際にお返ししてお納めするのだそうで、
たくさんのきれいな衣装を着た巫女人形さんが飾られてありました。
龍神舎。
このあたりがもともとは水神信仰による信仰の地であった様子が、龍神伝説などと共に伺えます。
古く縄文・古代からの水の信仰により、聖地であり、かつては御船祭、近世の干拓後は磐船祭が行われていたそうで、
社前向かいに、祭祀遺跡と共に、穏やかで豊かな公園も隣接。
かなり色濃い、龍神伝説や祭祀の地ゆえに、
いわゆる龍を視たり感応するかたには、全体が高揚するような土地なんだろうな〜と感じられました。
平日のため、神社境内も公園も、人少な。
境内社の森。
夜にはフクロウの声がするそうです。
地元の友人の話が楽しすぎて、常と状況が違うため、あまり歌ったりはできませんでしたが、それでも少しだけ奉奏の時を持てたのが幸い🙏
折々訪れて、大気と語らいたくなる、穏やかなお社で、すっかり好きになりました✨
ちょっと遠いのですが、たぶん今後しばしば参ります。
#氷川女體神社 #女神と水神 #女人鎮護 #巫女人形 #琴を奉奏しに詣でる