ささがねの ゆらら琴のね

~ いにしへの和歌招く響き ~

秦野・白笹稲荷神社にて琴奏


[秦野・白笹稲荷神社にて琴奏 - YouTube

 

久々の巡拝記👣

1/21 神奈川県秦野市の神社様へ参りました。

 

三年前に、縁あって秦野の聖地に参拝してから、1月のうちに出向くのが自然な流れになりました。

新年の喧騒も明け、節分立春まえの時期が、意外に穴なのです。

コロナ禍でも、ほとんど人と出会わないため、思い切り澄んだ空気の中で過ごせます。


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関東三大稲荷神社と称される、白笹稲荷神社。

創建は定かではないそうですが、伏見稲荷大社創建に関わる“秦”氏ゆかりの秦野ゆえの由来があるやに思われます。

 

参拝…の前に、まず、ご近所の白笹うどんへ。

本来なら参拝後に直会として食べたいところですが、ここの前に他所で時間をとってしまったので、訪れた時間が閉店ギリギリになってしまい、

やむなく先に、遅い昼食に入りました。f:id:shihina_takisato:20220127095200j:image


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清い湧水の地・秦野の、ここも聖地のひとつ。

身のうちから清まり、手軽にいただける、良心価格のご馳走です。

 

ゆっくりメニューを選んでいるいとまもなかったので、冒頭にあった、肉うどんをオーダー。

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それと、出汁がシミシミのおでん♪

大根とさつま揚げをチョイス。
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お肉がこれでもか、てくらいたっぷりで、うどんより多いんじゃない?なボリューム。

うどんはみごとにモチモチ、汁はすき焼き風の甘辛。お好みで唐辛子たっぷりのラー油を加えます。

 

うどんは関西風薄口派の私には、ちょっと味が濃いのですが、

この日はいいお天気ながら、風が冷たかったし、山野を歩いた体には、ミネラルと共に染み込む味と暖かさ。

地産の食材に、聖地の水。これこそ真の滋養です。

 

ポカポカに満たされて、さぁ、勇んで参拝に臨みます。


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睦まじい親子狐さんと、
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飛び狐さんに迎えられ、f:id:shihina_takisato:20220127100359j:image

先にお守りさんをいただいて、拝殿へ。


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こちらは、昇殿させていただけて、じっくり御神前で祈ることが叶います。
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新しいお守りさんと、昨年こちらでいただいて以来、肌身離さずの勾玉念珠に、改めての御神氣を賜ります。

念珠には3つの水晶勾玉がついていて、それがすごく嬉しいのです。

 

ゆっくりと祈念しつつ、祝詞その他を歌いながら、奏でさせていただきました。

人もなき静けさの中での、土地神様がたとの対話と共鳴に、清められます✨


秦野・白笹稲荷神社にて琴奏 - YouTube

(★冒頭のYou Tube動画と同じ動画です)


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新年や祭事の候でなければ、何もない平日は本当に静かで、閉門も早い。

そろそろ片づけの気配が始まり、

ひとり長く留まらせていただきましたが、おいとまいたします。


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拝殿上の彫物がみごと。


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さらに、周囲のお社を巡拝。
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裏手の東末社には、明治にイギリスから初めて輸入されたコンクリートで作られた狛狐さんが、ヒョロッとおわします。
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まだ明るいけれど、このあたりで、手が冷たくて琴が弾きづらくなってきました。
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拝殿の社裏。

ここに不思議と惹かれます。

ちょうど夕日で、緑の光が入りました。


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神社駐車場には、高木の紅梅が、この時期にいつも微笑みの花を咲かせてくれています。

マスクをはずすと、鼻腔に飛び込んでくるように、涼やかな香り。寒いほどにかぐわしい、春を待つよすがの花です。

〜梅は鏡前の薫をひらく〜

いまや、令和の象徴のよう。

 

白笹稲荷神社は、バス便がほとんど見込めないので、駅まで三十分近く歩きます。

去年はスマホのナビを使えなかったので、紙の地図で宅地みたいなところを迷い歩きましたが、

今年はちゃんとナビの誘導で、思いのほか早く、夕暮れ前に駅にたどり着きました。


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立春の前に、秦野にはもう一度参る予定です。