秦野・白笹稲荷神社にて琴奏
久々の巡拝記👣
1/21 神奈川県秦野市の神社様へ参りました。
三年前に、縁あって秦野の聖地に参拝してから、1月のうちに出向くのが自然な流れになりました。
新年の喧騒も明け、節分立春まえの時期が、意外に穴なのです。
コロナ禍でも、ほとんど人と出会わないため、思い切り澄んだ空気の中で過ごせます。
関東三大稲荷神社と称される、白笹稲荷神社。
創建は定かではないそうですが、伏見稲荷大社創建に関わる“秦”氏ゆかりの秦野ゆえの由来があるやに思われます。
参拝…の前に、まず、ご近所の白笹うどんへ。
本来なら参拝後に直会として食べたいところですが、ここの前に他所で時間をとってしまったので、訪れた時間が閉店ギリギリになってしまい、
やむなく先に、遅い昼食に入りました。
清い湧水の地・秦野の、ここも聖地のひとつ。
身のうちから清まり、手軽にいただける、良心価格のご馳走です。
ゆっくりメニューを選んでいるいとまもなかったので、冒頭にあった、肉うどんをオーダー。
それと、出汁がシミシミのおでん♪
大根とさつま揚げをチョイス。
お肉がこれでもか、てくらいたっぷりで、うどんより多いんじゃない?なボリューム。
うどんはみごとにモチモチ、汁はすき焼き風の甘辛。お好みで唐辛子たっぷりのラー油を加えます。
うどんは関西風薄口派の私には、ちょっと味が濃いのですが、
この日はいいお天気ながら、風が冷たかったし、山野を歩いた体には、ミネラルと共に染み込む味と暖かさ。
地産の食材に、聖地の水。これこそ真の滋養です。
ポカポカに満たされて、さぁ、勇んで参拝に臨みます。
睦まじい親子狐さんと、
飛び狐さんに迎えられ、
先にお守りさんをいただいて、拝殿へ。
こちらは、昇殿させていただけて、じっくり御神前で祈ることが叶います。
新しいお守りさんと、昨年こちらでいただいて以来、肌身離さずの勾玉念珠に、改めての御神氣を賜ります。
念珠には3つの水晶勾玉がついていて、それがすごく嬉しいのです。
ゆっくりと祈念しつつ、祝詞その他を歌いながら、奏でさせていただきました。
人もなき静けさの中での、土地神様がたとの対話と共鳴に、清められます✨
(★冒頭のYou Tube動画と同じ動画です)
新年や祭事の候でなければ、何もない平日は本当に静かで、閉門も早い。
そろそろ片づけの気配が始まり、
ひとり長く留まらせていただきましたが、おいとまいたします。
拝殿上の彫物がみごと。
さらに、周囲のお社を巡拝。
裏手の東末社には、明治にイギリスから初めて輸入されたコンクリートで作られた狛狐さんが、ヒョロッとおわします。
まだ明るいけれど、このあたりで、手が冷たくて琴が弾きづらくなってきました。
拝殿の社裏。
ここに不思議と惹かれます。
ちょうど夕日で、緑の光が入りました。
神社駐車場には、高木の紅梅が、この時期にいつも微笑みの花を咲かせてくれています。
マスクをはずすと、鼻腔に飛び込んでくるように、涼やかな香り。寒いほどにかぐわしい、春を待つよすがの花です。
〜梅は鏡前の薫をひらく〜
いまや、令和の象徴のよう。
白笹稲荷神社は、バス便がほとんど見込めないので、駅まで三十分近く歩きます。
去年はスマホのナビを使えなかったので、紙の地図で宅地みたいなところを迷い歩きましたが、
今年はちゃんとナビの誘導で、思いのほか早く、夕暮れ前に駅にたどり着きました。
立春の前に、秦野にはもう一度参る予定です。