ささがねの ゆらら琴のね

~ いにしへの和歌招く響き ~

書くことで克服する

書くことが好きで、書きたいことがあるからブログをやりたい。

 

ずっと書き捨てしかしてこなかったから、記録として残しておきたい。

書くことで湧き出してくるものが、もしかしたら誰かと共鳴することもあるかもしれない。

自分も書くことで、誰かのを読む繋がりのきっかけとしたい。

 

漠然とだけれど、それが数年ぶりのブログのきっかけでした。

 

書くのが好きなら、誰に何を言われても言われなくても、自然に書くはず。

よくそう言われるし、自分でも思うのだけれど、なぜか、書きたいと思うと筆が凍りつくという、自分でもよくわからない状況が長年続いています。

 

ひっそりとひそかに書いていたものを読まれて、親や学校で嘲笑された幼児記憶が、今になって再燃しているのかもしれない。一度、わけのわからない炎上で殺されかけて以来……

 

心情吐露……なんらかの考察記録……旅で得た気づきや発見記録……活動記録……

加えて、私はもともと創作が好きだったから、空想のままに他愛なく小説もどきを書き続けていきたいとも思う。

着想はもう何年も蓄積していて、書きたいものは常に押し寄せ続けている。

 

なのに、書こうとすると心に痛みのような恐れが、テトラポットのように積みあがってきて、衝動という波も風も堰きとめてしまう。

餓鬼道のように、欲求を満たしたいのに満たせない。ただ書きたいだけなのに。

 

今はともかく、書くことへのそうしたトラウマというか、恐れとか抵抗感を克服するために、こうした読まれる価値もないことを書いている。

 

書くことで、テトラポットが少しずつ崩れることを信じながら。

 

悩んで煮詰まった時ほど、書く。キーボードを動く指に任せて。

書くことで、溶けていく塊がある。

まずはひとり語りで自分に向けて。

 

いつか衝動のままに書けるようになった時、こうした書き込みも自分記録として読み返し、こんな時期もあったと回想することもあるかもしれない。