琴奏・住吉大社・雨の大歳社にて ~YouTube動画~
雨続きなので、各所で被害がひどくならないことを祈念しつつ、過去記録から。
私は旅や外出時などの際、雨予報でも傘いらずが多いくらいの晴れ女なのですが、
降るとなると、かなりの大降りに見舞われることになります。
この動画の時も、大粒の土砂降りになりました。
四年前……真琴を手にして、まだ4ヶ月の頃でしたが、奈良で、クリスタルボウル奏者で活躍なさっているかたのカフェコンサートに、共に出させていただき、
至福の響きを共に奏で、その感動と光栄で満ち充ちながら滞在していた、その翌日。
ひとりでどこへ行くとも決めていなかったのですが、不思議に心いざなわれるような思いで、住吉大社様へ参りました。
こういうの、神様に呼ばれたっていうのかしら。
この頃、数日お天気が崩れていて、この日もなんとか持ちこたえるかと思ったところ、
大歳社の社内をくぐったところで大雨に閉じ込められ、しばらくそこから動けなくなりました。
私が立ち去れなくなった反面、新たに訪れ来る人もなく、
ひとりご神前に相対する時間をいただき、太鼓の響きのような雨音に胸をたたかれるような心地で、琴を爪弾きました。
こんな弾きかたをしたの、この時だけです。
当時、私を知る人たちもこの音を聴いて、私のそれまでの弾き方と全然違うねと言いました。
でも意識したのではなく、自然と、ここで雨の音の中、エキサイトしたような弾き方になっていたのです。気持ちも高揚していました。
土地により場所により、神社や史跡の場合は特に、そこの氣に触発されるように、リズムや響きがそこならではのものになること、よくあります。
旅や道行きで琴を爪弾く、醍醐味でもあります。
ちなみに琴と旅をするようになったこの頃は、ようやくスマホでの動画撮影を覚えたばかりで、動画というより音の録音のつもりで、定点録画をし、
You Tubeには公開目的というより、データが満タンで保存しきれなくなったから、ただ無編集でYou Tubeに置いておいたようなものでした。
でも今になり、時間が経って自分で聞き直した時に、気づきや発見をあとからできることに気がついて、なんにせよ、音を残しておいてよかったと思っています。