ささがねの ゆらら琴のね

~ いにしへの和歌招く響き ~

琴奏巡礼・冬至に寄せての抱負

もともと、このブログ、そしてInstagramFacebook「和歌招く琴のね」→現「ささがねのゆらら琴のね」ページは、
ライフワークであるフィールドワークで訪ね歩いた、聖地での地霊と天との共鳴を、琴のねと、その時に浮かんだ歌で、記録を残し、届く人に届けたいという思いから、立ち上げたものでした。

 

学生の頃からの、お金をかけない放浪のような、ひとり自由旅。主に近畿方面ですが、観光ではないのであちこち行くのではなく、
自分自身がダウジングになるように、その時に惹かれて赴いた、人知れぬ、琴線に触れた場所で、ほぼ一日過ごす…そうするとその土地に溶け込んで、自分もそこの一部になり、土地の声が響いてくる。

 

コロナ禍と、現代は夜行バスや鈍行でも足代が高すぎるため、ここ2年ほどはなかなか出かけられませんが、
短歌同人だった学生の頃から、山と木々、綺麗な水が流れ湧くところ、風が通るところで、歌がほとばしります。風が共に歌ってくれる。
琴と旅するようになってから、その響きとの共鳴が増幅され、風と泉のように湧き上がるものを声にするのが心地よく…

 

芭蕉のように、
「そぞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取るもの手につかず」(『奥の細道』序文)
の衝動のままに、招いてくださる土地神の声のままに、旅をして訪れ、そこに迸る天地の氣に染まり、身内の底から湧き上がるままに、歌いたい。

 

今後の活動ができたら、動くことで、次の伝え旅に繋げていくだけの収入が得られたら…それが一番の望み。
買い物や食べ歩きやレジャーのような贅沢はなくていい。

聖地と語らい歌いたい。

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