天と地との波動つなげる…五十鈴とたたら、琴のねと歌
夢叶い、至福の、恍惚…✨
たたら舞と、琴歌の初セッションをいたしました。
前回のブログに書いたように、加藤おりはさんのたたら舞ワークショップが、まず午前中にあり、
ゆったりと、呼吸と体を整える運動の際には、私が琴で生伴奏。
こういうのも、やってみたかったんですよね♬
ゆるやかに、なめらかに、しなやかに…おりはさんの指導のもと、次第に柔らかく全身をゆらめかせていくさまは、
まるで、蓮池からたくさんの花が伸び上がり開いていくようで、なんと美しいものか…✨
私のほうが息を呑む恍惚感で、呼吸が止まりがち(^^ゞ
90分のワークショップが終わり、ランチタイム。
パーカッションの丸山太郎さんが合流し、セッションが始まりました。
動画でお見せできないのが、残念です。
長年の熟達で、神の体感をあらわす舞の、みごとな美しさ、力強い中にもしなやかで華やかな躍動…
理性では見とれてしまいそうですが、私の琴と歌は、ほとばしり出て留まりません。
事前打ち合わせなどもほとんどせぬままの、即興舞台。
琴が舞をいざない、舞が歌をいざなう。
鈴の波動、ガングドラムと太鼓の響き。
はじめは緩やかに、やがて激しさを増し、袖は宙を舞い、足は地を踏み、旋回ーーー
合わせようとせずとも、3人の鼓動が魂ごと、ひとつに溶けていて、ひとつの宇宙を描き出す。
鈴を振りたたらを踏む舞姫の体は、天と地のあわいを繋ぎ、躍動する光の柱となっている。
その斎庭をつとめるひとりとなって溶けている自分の魂が、歓喜の響きを歌にするのを、内側にひっこんでいる自分の意志が感じていました。
常はひとりで歌い奏でていますが、こんな声が出たことはなかったように思います。
ほとばしる声が、肺と腹筋の息を、すべて響きとして、私の肉体の限界を、その時だけは超越しているようでした。
〜現代人の肉体には限界…古代のままの言霊を再現したら、細胞が砕け散る〜
これが、私が体感した、真の言霊の波動でした。
妙な感覚ですけれど、生まれて初めて、自分はひとりではなく、この斎庭においてひとつになれる人がいる…と感じられて、
あとあと泣きたいほどの幸せを覚えました。
この舞楽の宇宙は、ここから始まると確信しました。